ファーストシューズ(男の子)完成しました。

この記事のタイトル、前にも見たことがあるとお思い方いらっしゃるのでは?

こちらは、今回新たにデザインして、大きさも前回の13センチから14センチにサイズアップしたものになります。

ただ、形自体は大きな違いはないです。

今回製作にあたってのご要望が、”かっこよく”でしたので、バリバリの内羽根式のOxfordにしてみました!

なにはともあれ、まずデザインからスタートです。

だいたい、頭の中では出来上がっているので、描けばいい話なのですが、

私、なかなかの美術センスの無さなので、ここで結構迷ってしまいます。(笑)

頭の中には、かなり立派な完成図が出来上がっているのですが、悲しいことに、理想と現実並みにデザインが合っていません。(笑)

とりあえず、下手なりにデザインを書き込んで、型紙にしたものがこちら。

この型紙が出来上がってしまえば、あとは作っていくのみなのですが、今回は初めて制作するものなので、とりあえず革の無駄がないように、ハギレの革を使って確認してみました。

ちなみに言いますと、この段階ではまだ修正が必要だったので、修正のち本制作にはいりましたよ!

さてさて、ここからが本番です!

ファーストシューズといえど、作りはほぼ通常作っている革靴と変わりありませんので、丁寧に進めていく必要があります。

何より、通常の革靴と違い、サイズが小さい!

と言うことは、私のこの大きな手で細かな動きをすると言うのが、なんとも難しくなってくるのです。(笑)

何と言ってもつり込み

これには、なかなか苦労させられました。

ぶっとい指を駆使して、つま先、踵のところに小さなシワを入れながら、つり込みを完成させたのが、こちら。

ここまでくると、だいたいどんなものが完成するのかが、見えてきますね!

あとは、そこを貼り付けて、踵をつけて、完成!でした・・・。が、

中ものにコルクをいれて、革底を貼り付けたところまではよかったのです。

一番の失態は、革が硬いと言うことを完全に忘れていました。(笑)

ゴム糊を使って、その夜寝かせて、朝起きて踵を貼り付けて終了と思っていたところ、

川底の反発力が強く、完全に剥がれていました(笑)

まさかの大失態。。。


と、ここで急遽変更。

革底縫ってしまえば問題ないのでは?と考え縫ったのがこちら。

結果的に、こっちのほうが頑丈にくっつくことができたので、良かったです!

そして、完成形がこちら!

完成してみると、自分ので言うのもなんですが、かっこよく、そしてかわいい。

自画自賛。

ということで、途中で予期できた予期せぬことが起こりましたが、無事完成いたしました。

次は、色違いとか作っても良さそうですね!

では、また次回をお楽しみに!


Halu 靴工房

この先もずっと一緒に歩むものだから、自分にあった靴を身につけて欲しい。そのための靴工房です。

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